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i-ware MAIL-OFFICE を活用して、インターネットビジネスを展開されている、
素敵なお客様を不定期で、スポットをあててご紹介させて頂きます。 |
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黄色と赤の縞模様のビニール製のヒサシ、歩道一杯に並べられた鉢植えのお花や野菜の苗、通りすがりのおじいさんおばあさんとは必ず一声掛け合う。
「あぁ、こんなお店、札幌じゃぁ滅多に見なくなったなぁ」
田舎生まれの私はちょっとだけノスタルジックな気分で、取材を始めたのです。
余市町は、懐にアユの北限である余市川を抱き、東に大都市札幌や観光地小樽、南に北海道随一の果物産地、北に豊饒の海、西に名勝積丹半島を控える、気候の穏やかな魅力的な街です。
この魅力的な街を、特産品と共に全国に紹介しているのが、今回お話を伺った『じゃがねっと・よいち 藤田青果店』さまです。
サイトを立ち上げたのは2000年6月。それまでネットオークションでの商品販売をおこなっていたのですが、そこである程度の固定客をつかめたことがきっかけでした。以来、年間売上が数百万円程度まで成長してきました。サイトについては、取り立てて広告宣伝活動をおこなっているわけではなく、また、顧客のほとんどが、自分で消費するために商品を購入している固定客であることから、口コミで成長してきたことが窺い知ることができます。
サイトに掲載されている商品を拝見して、まず驚いたのが「安い」ということ。ネット上で販売される商品には、たいていは店頭販売価格に少々上乗せしておりますが、藤田青果店さまの場合は、店頭価格と同じ価格に設定しております。そのため、なかには「安すぎる」と却って疑ってしまうお客様もいらっしゃるとか。
果物類のオリジナリティも目を引きます。余市や仁木特産の品種は、全国的にブランド化した本州産品に負けないおいしさで、しかも安い。例えばサクランボの場合ですと、山形が有名ですが、そちらに較べて、味は遜色無い上に安いということもあり、人気商品として毎年多くの注文をいただいているそうです。また、今ではほとんど生産されなくなったナシの品種も扱っていて、昔を懐かしむお客様に愛されています。
この他、奥様お手製のオリジナル商品の販売もおこなっており、こちらは取材班こぞって購入いたしましたが、毎夜、晩酌のお供に欠かせない逸品です。
取り扱っている商品は、いずれも季節限定の青果のため、価格変動が激しいこと、入荷量が安定しないために、お客様のニーズにお応えしきれないといった苦労もありますが、「良いものを安く」ということにこだわった努力が、こうした口コミでお客様を獲得できた一番の理由なのではないか?と感じさせられます。
このように、余市町の特産品を全国に発信している藤田青果店さまですが、その一方で、余市町の町おこしにも深く関わっておられます。
リンクに貼りつけられたサイトは、いずれも余市町関連のサイトで、商売っ気抜きに余市町と街に住む方への愛情を感じる取ることができます。
その中の『余市クラブ』。余市町在住者と余市町出身の在外者で作った非営利の地域振興活動の団体ですが、奥様は運営スタッフとして、サイト運営を担当しているだけではなく、クラブ主催のパソコン講習会の講師、また余市町IT講習会の講師としてもご活躍されています。
単なる商品販売サイトとしてだけではなく、余市町の振興と知名度アップに大きく貢献している藤田青果店さまのサイトは、取扱商品の魅力だけではなく、地方自治のあり方が変わろうとしている今、そしてこれから、「地域」というものを考えていく上で、様々な可能性を持ったサイトなのかも?と感じました。
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